軽井沢ー森の行方

私がそうであったように都市に住む者が軽井沢に求めるものは、月並みな言い方をすればナチュラルライフ。

都会の喧騒を離れ、草木を愛で、鳥の声に耳を傾け、自然の中でリラックスして過ごしたい。
そんな思いで土地や家を購入するのではないでしょうか?


私達が購入を決めた追分の土地は気持ちの良い山林でした。
家を建てるにあたり数本の木を残しを伐採しましたが、後日お隣さん達から驚きと残念な気持ちを聞かせれ困惑しました。

確かに今まで森林浴を楽しんでいた目の前の森が、ある日訪れると消えていたら、さぞガッカリされたことと察するに余りあります。



私が軽井沢の生活を楽しむようになってから4年。
その間に以前は通り抜けていた御影用水までのショートカットの草地も、御影用水沿いを彩る唐松林も、挙げきれないくらいの森林が家並みに変わってしまいました。
たった4年ですよ!

他の方のブログでも森が無くなっていくことを寂しく思う気持ちをお見受けしますが、私もそんな光景を目にするたび胸が痛みます。

30年後いったい軽井沢の森はどれだけ存在しているのだろうか?


しかしながら私自身、家を建てるときや、その後も何本も切っているのですから、とやかく言う資格はありません。

木を買い求めては敷地に植樹しているのは、自然破壊に加担したことへの贖罪なのかもしれません。

少しづつでも森を買い、そのままの自然を残していけないかと、真剣に考える私です。

先立つものがあればの話ですがね〜。