雨の匂い

今朝の軽井沢は雨です。

外に出ると雨の匂いです。
「雨の匂い」ってどんな?

東京の雨の匂いとも違います。

東京の雨はアスファルトに染み込んでそして醸し出される匂い。
何故か懐かしく感じて意外と好きです。

軽井沢の雨は樹木や土から発せられる匂いです。

当然といえば当然ですが
町の香りというものがあります。
その町の空気の香りとも言えるでしょうか。
そして季節毎に微妙に違います。

人はその中で育ち、生きているのですが、意識することはありませんね。
でも実は記憶の底深くに沈んでいて、何かの瞬間浮かび上がって来ることがありませんか?

香りの記憶は五感の中では特に官能的かもしれません。

年をとると嗅覚も衰えるものですが、
失いたくないですね。

ピクチャーウィンドウ

紅葉を見事な絵画に仕立てるピクチャーウィンドウ。

どなたかのブログで拝見しウットリおよびガッカリする私です。

実はうちにもそんな目論見で設計されたピクチャーウィンドウがあります。

四季折々の自然を居ながらにして鑑賞できるはずだったのです。

しかし、
やっちまった!

まずは写真を。

そうなんです。

「やっばり吹き抜けにはシーリングファンでしょ!」
とつけたこいつが窓の真ん前に来てしまったのです。

実際、稼働するのは異常に暑い日位。
(さして効果はない)
たまに回すとハラハラと綿埃が!

何かな〜〜

と残念なピクチャーウィンドウとシーリングファンのお話でした。

落ち葉の行方

これまで我が家は落ち葉を掃いては軽井沢町のLLサイズの可燃ゴミ袋に詰め込んで捨てていました。

ズボラな性格の私は庭に積もる落ち葉がそれほど気にならないのですが、昔気質の母はご近所の目を気にしてどうしても片付けたいタイプ。

「そのうち土に還るのになー」なんてのんきにしていると…

外ではシュッ、シュッと熊手で掃く乾いた音が。
仕方なく私も参戦することになります。

ゴミ袋に詰めるのも一苦労なんですね。嵩張るのでそのままではいくらも入らない。女子プロ並みに体重を乗せてギュウギュウ詰め込みます。

その手間が嫌で、庭に穴を掘って捨てた時もありましたが、その穴を掘るのが一筋縄ではいかない。

なんせ石ころだらけの、もとは溶岩の土地ゆえ、スコップが入っていきません。

穴を掘る。
袋に詰める。
さてどっちが捗るか。

結局穴掘りはその後の体へのダメージが半端ないので断念しました。

しかしながら。

今年は掃きません!(宣言)

草花や木を買って来て植えるのが唯一趣味といえば趣味の私。
その際腐葉土を混ぜ込んでいるわけですが、いつも考えちゃうわけですよ。

「ワザワザ買わなくても我が家の落ち葉もやがては腐葉土じゃないか。」と。

集めた落ち葉を腐葉土にする方法もネットで検索しました。
で、やはり穴掘りを再開するかと考えていた矢先、母がある番組で

「森の落ち葉はそれが肥料になり自然界の素晴らしいリサイクルになっている」

というような番組を見て、すっかり感化され、今年はそのままにしようと提案してきたのです。

我が意を得たり!

webサイト「森林雑学研究室」の只木良也先生が以下のように書いていらっしゃいます。

光合成の働きを終えた落ち葉は「ゴミ」ではなく、「肥料」であり、自然界に無駄はありません。》

 《地上に落ちた葉は、さまざまな土壌動物や微生物類の働きによって腐らされ、土壌を豊かに育みます。
 この「腐る」ということは、自然界では大切なこと。生物の身体をつくっていた生命を持つもの(有機物)が、それの原材料である生命を持たないもの(無機物)に戻る(有機物の分解・還元)ということであり、それがまた次の光合成に使われるというわけです。》

《落ち葉はやがて豊かな土になるのです》

神の声のようではありませんか。

落ち葉が毎年我が家の庭に堆積していけば、落ち葉掃きから解放されるだけでなく、硬く痩せた土はやがて柔らかい豊かな土に変わり、これまでの汗と埃にまみれたドカタ作業から優雅なガーデニングに!

でも、「やがて」って一体何時の事?

さて私、生きてるでしょうか?

軽井沢のパン屋さん その3

ここ1年よく買いに行くのがやはり御代田の「パン トゥルーべ」

御代田でもあさまサンライン沿い大浅間ゴルフ場の近くです。

確か2年位前のオープンと思いますが、ここのパンは一言で言うなら贅沢!

扉を開けるとプーンと香ばしいパンの香りにノックアウト!

私は自分でパンを焼きませんが、その香りやテイストはかなり贅沢に材料を使っていると思います。

小さい店内に所狭しと多種多様なパンが並べられていて、トレーを持って迷うこと、迷うこと。

でも結局定番の「あさまブレッド」は必ず買っているかも。

粉の素朴な味わい深いハード系のパンも、お年寄りにも優しいソフトなパンも兼ね揃えている所も良いですね。

お値段もこのクォリティにしてはとてもリーズナブル。デニッシュ系200円前後から木の実やフルーツ沢山のパンはハーフ300円前後でしょうか。

サンドイッチなどもあり、具の多さにビックリです。

浅間山の美しいサンラインのドライブがてら是非どうぞ!

軽井沢のパン屋さん その2

軽井沢に家を建てた頃、よく通ったパン屋さんが御代田の「ココラデ」です。

うちは軽井沢の西のはずれの追分なので御代田も出やすく車ならひとっ走りです。

「ここらでひと休み」という意味で店名をつけられたとのこと。
その名の通り、明るく清潔、居心地のよいお店です。



肝心のパンは家庭的な味とでもいいますか、ホッとするような優しい食感です。種類も季節に応じて衣替えしていくものもあり、楽しみです。

我が家のお気に入りはオニオンチーズブレッド。

ブロックで450円位だったかな?
焼き立てはチーズがとろ〜り垂れてきそうなほど贅沢なパンです。
写真がないのが残念!

朝食にいただきたい所なんですが、10時を過ぎないと焼き上がらないのでランチに良いかも。


広々とした駐車場からは浅間山が裾野から見えて、深呼吸して拝みたくなるほどです。

そんな雄大な景色を眺めながらのイートインスペースも用意されていて、無料のコーヒーも有難いですね。

書いていたら無性に食べたくなってしまった!今週末行かなくっちゃ!

軽井沢のパン屋さん その1

その昔、

夏休みはプリンスのコテージに泊まって、旧軽へ朝ご飯の買い出しに繰り出したものです。

あの頃はまだアウトレットもなかったような…

そんな我が家にとって軽井沢のパン屋さんと言えば浅野屋さんでした。

夏の避暑客でごった返す浅野屋さんの店内はすごい熱気。
奪い合うように競って買っていましたね。

お値段はかなりでしたが、軽井沢という響きに乗せられて、大人買い

軽井沢に来ると何故か気分はセレブになってしまう庶民でした。

ところが今では東京の最寄り駅中にもできてしまって、急に色褪せてしまった浅野屋さんです。

なんだかんだ言って、やっぱり高いんだよね〜。

月光

軽井沢に滞在した10月下旬のある朝。

一緒に来ていた母が起きてくるなり、

「昨日、雪が降ったのね!夜中に目が覚めて外を見たらもう真っ白だったわ!」

私「???」「降ってないよ。」

そう言っても「外はどこも真っ白だったもの。雪よ!お父さんも起こしたらそうだねって言ってたもの。」

と言い張る母。
確かに昨日のニュースで北海道に雪が降ったと聞きましたが…。

「まさか!いよいよボケましたか、お母さん!」

と衝撃を受けつつ、冷静に考えたところ、昨夜は綺麗なまんまるお月様が見えていたことを思い出しました。

そうなんです。
煌々と月に照らされた地面を雪と勘違いしたらしいのです、うちの母。

確かに軽井沢の月夜は本当に明るい。
東京では街灯が明るすぎて月の本当の明るさを忘れていたのですね。

夜中にワンコの最終トイレに外に出るとき、月夜だと懐中電灯要らずで助かります。


にしても天然な母です。